八坂神社の七不思議

祇園さんには七つの不思議があるという。
祇園さんだけではなく京には七不思議と云われるものは多々見受けられる。近くには、知恩院の七不思議、そして京の都そのものの七不思議と、不思議にまつわる話は多いのだが、今は八坂さんの七不思議を案内しよう。


西の楼門

西の楼門 七不思議のまず一つは、八坂神社といえば西の楼門、祇園の景色になくてはならない景色なのだが、
先日改修が終って朱色が鮮やかとなったのだが、
この門には、蜘蛛の巣がはることが無く、また雨が降っても雨だれの跡が付かないという門なのである。




二見岩

二見岩 二つ目は、天照大御神と豊受大神を祀る「大神宮社」のなかにある二見岩という小さな二つの石なのだが、
その二つの石は地の中で深く深く根をおろし、地軸の中で繋がっていると云われている。





力水

力水 七不思議のまず一つは、八坂神社といえば西の楼門、祇園の景色になくてはならない景色なのだが、
先日改修が終って朱色が鮮やかとなったのだが、
この門には、蜘蛛の巣がはることが無く、また雨が降っても雨だれの跡が付かないという門なのである。




忠盛燈籠

忠盛燈籠 四つ目は忠盛燈籠。平忠盛がある雨の夜、油つぎの坊主を鬼とみて引き捕えたという言い伝えを持つ燈籠である。
平忠盛とは、平家の隆盛をほこった平清盛の父で、武士として始めて昇殿を許され、平家繁栄の礎を築いた人物である。
白河法皇が祇園女御の許に赴かれる時に、五月雨の降る暗い夜に、このあたりで鬼のようなものが見えたので、供に従っていた平忠盛にあれを討ち取れと命じたが、忠盛はこれを生け捕りにしたところ、祇園の油つぎの僧が、雨を防ぐ為の蓑が灯の光を受けて、鬼の光のように見えたのであった。
有無をいわず斬るのではなく、その思慮深さは人々を感嘆させたという。
この燈籠はその頃(承久年間:12世紀頃)からこの地に建っていたもものだと云われている。

出典:【平忠盛燈籠の駒札】より

本殿の下にある龍穴

龍穴 そして五つ目が、本殿の下に龍穴と呼ばれる深い井戸があり、二条にある神泉苑とつながっているらしいこと







天井の龍が鳴く鳴龍

六つ目は、龍吼と本殿の東にあり、西に向かってかしわ手を打つと天井の龍が鳴くと云われるのだが、これは各地にあり、自分の田舎の家でも手を打つとその音が反響して何かの鳴き声に聞こえたものであった。



夜泣き石

そして七つ目が夜泣き石。夜になると鳴き出すという石なのだが、その場所を見つけることが出来なかったのだが、夜に鳴かれても何もしてやれないので、見つけられない方が良かったのかもしれない。


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