市原野|洛北界隈
酒天童子を退治した源頼光の名が付いた頼光橋から、二軒茶屋を経て静原方面に分岐するあたりまでの鞍馬街道に沿って開けた盆地を、市原野という。
頼光に首を刎ねられた鬼同丸や小野小町の伝説ただよう土地であり、
今回は京都精華大学前で叡山電車を降りて、市原の駅までの市原野を歩いてみる。
アクセス
京都駅から
▼「A2」乗り場から17系統で『出町柳駅前』下車(所要27分)
▼叡山電鉄鞍馬線で『京都精華大前駅』下車(所要17分)
市原野を歩く
■ 出町柳駅前(バス停)
徒歩1分
17系統のバスを出町柳駅前で降り、叡山電鉄の出町柳の駅へと向かうのだが、川端通今出川の北東角に、「正定院」という浄土宗の寺院がある。
徒歩1分
徒歩1分
■ 常林寺
川端通を正定院から北に向かうと、勝海舟が定宿とした「常林寺」がある。
徒歩1分
徒歩1分
■ 長徳寺
川端通にある、砂川の三軒寺の三つ目の寺である「長徳寺」この時期、葉っぱばかりの大木が門前にある。
誰もが、それには目もくれずに通り過ぎてゆく。
自分もそのなかの一人で、目もくれずに通り過ぎた。
徒歩1分
誰もが、それには目もくれずに通り過ぎてゆく。
自分もそのなかの一人で、目もくれずに通り過ぎた。
徒歩1分
■ 川端通
京の通りの一つに、川端通がある。
この通りは、京都を南北に通る道路で、鴨川の東岸を白川通から塩小路通までの通りである。
この通りは、京都を南北に通る道路で、鴨川の東岸を白川通から塩小路通までの通りである。
■ 出町柳駅(叡電叡山本線)
電車17分
■ 京都精華大前駅
市原野に向けて出町柳から叡山電車に乗って、京都精華大前駅で降りる。
徒歩4分
徒歩4分
■ 頼光橋
叡山電鉄の「京都精華大前」の南出口を出て、長代川という小さな川に沿って歩くと、鞍馬街道に架かる「頼光橋」がある。
徒歩1分
徒歩1分
■ 更雀寺
長代川に架かる鞍馬街道の頼光橋の畔に、更雀寺(きょうしゃくじ)がある。
徒歩5分
徒歩5分
■ 地球研前
更雀寺から鞍馬街道を北に少し歩いた所に、京都バスの「地球研前」というバス停があった。
そこには「総合地球環境学研究所」なる機関があり、そこに停まるので「地球研前」との名が付けられた。
徒歩5分
そこには「総合地球環境学研究所」なる機関があり、そこに停まるので「地球研前」との名が付けられた。
徒歩5分
■ 鞍馬街道の二軒茶屋
「京都精華大前」の駅から鞍馬に向って次目の駅が「二軒茶屋」京から鞍馬詣でに参る人達が、この辺りで一休みをする距離だったようで、茶屋が二軒あったことから、二軒茶屋と呼ばれた。
鞍馬詣で賑わった茶屋も、叡電の開通で昭和初期に一軒が、残った一軒も平成4年に店をたたむこととなる。
二軒茶屋を偲ぶものとして、街道筋にある灯籠と井戸跡が残るのみだという。
京から鞍馬まで歩いて2時間半の行程で、この二軒茶屋の辺りがその中間点になり、ここで一休みして再び歩き始めるのである。
しかし叡山電車が開通し、歩いて鞍馬詣に行く人もなくなり、二軒あった茶屋もその役目を終えるのである。
徒歩13分
鞍馬詣で賑わった茶屋も、叡電の開通で昭和初期に一軒が、残った一軒も平成4年に店をたたむこととなる。
二軒茶屋を偲ぶものとして、街道筋にある灯籠と井戸跡が残るのみだという。
京から鞍馬まで歩いて2時間半の行程で、この二軒茶屋の辺りがその中間点になり、ここで一休みして再び歩き始めるのである。
しかし叡山電車が開通し、歩いて鞍馬詣に行く人もなくなり、二軒あった茶屋もその役目を終えるのである。
徒歩13分
二軒茶屋から鞍馬街道を北に10数分歩くと、街道は篠坂峠へと差し掛かる。
篠坂峠の両側には、大念寺・小町寺・恵光寺・静林寺と寺が並ぶ。
この地はもともと葬送の地であり、小町寺はその墓守の寺であったという。
徒歩2分
篠坂峠の両側には、大念寺・小町寺・恵光寺・静林寺と寺が並ぶ。
この地はもともと葬送の地であり、小町寺はその墓守の寺であったという。
徒歩2分
■ 恵光寺
篠坂峠を挟み、小町寺の向いにあるのが「恵光寺」
徒歩1分
徒歩1分
■ 静林寺
恵光寺の並びにあるのが「静林寺(じょうりんじ)」
稲葉山静林寺といい浄土宗のお寺である。恵光寺を北に出ると、そこが静林寺である。
ここにも多くの石仏が並び立っていたのだが、説明文がなく何時の時代に刻まれたのかは分からなかったが、この寺もまた墳墓の地であったがゆえの、供養のための石仏なのであろうか。
稲葉山静林寺と刻まれた石碑のある階段を降りると、再び鞍馬街道に出る。
徒歩5分
ここにも多くの石仏が並び立っていたのだが、説明文がなく何時の時代に刻まれたのかは分からなかったが、この寺もまた墳墓の地であったがゆえの、供養のための石仏なのであろうか。
稲葉山静林寺と刻まれた石碑のある階段を降りると、再び鞍馬街道に出る。
徒歩5分
■ 川島織物セルコン
鞍馬街道から西に入ると、川島織物セルコンの工場が目に入る。
徒歩8分
徒歩8分
鞍馬川に沿って歩いてゆくと、住宅地の一角にある
公園の中に石碑が建つ。
北市原第二児童公園にひっそりと立つのが「此付近藤原惺窩市原山荘跡」と刻まれた石碑。
徒歩15分
公園の中に石碑が建つ。
北市原第二児童公園にひっそりと立つのが「此付近藤原惺窩市原山荘跡」と刻まれた石碑。
徒歩15分
■ 専称寺
鞍馬街道まで戻り、静原方面との交差点の北にあるのが「専称寺」
専称寺は、浄土宗捨世派(しゃせいは)の開祖称念が建設した47の念仏道場の一つである。
称念は、戦国時代の僧で、増上寺で剃髪し、関東の寺院をめぐり修行をする。のち京の一心院で専修念仏に努め、浄土宗捨世派の開祖となる。
この毘沙門堂は、鞍馬詣の一の鳥居とされ、福富の毘沙門さまとして尊ばれた。
徒歩4分
専称寺は、浄土宗捨世派(しゃせいは)の開祖称念が建設した47の念仏道場の一つである。
称念は、戦国時代の僧で、増上寺で剃髪し、関東の寺院をめぐり修行をする。のち京の一心院で専修念仏に努め、浄土宗捨世派の開祖となる。
この毘沙門堂は、鞍馬詣の一の鳥居とされ、福富の毘沙門さまとして尊ばれた。
徒歩4分
■ 龍田神社
鞍馬詣の一ノ鳥居から、更に北に、野中町の産土神である龍田神社がある。
徒歩12分
徒歩12分
■ 「い」の字の送り火
市原野の向山(市原山)には、明治30年代の初めまで「い」の字の送り火が灯されていたという。
いまでは京の五山の送り火が有名であるが、昔は、あちこちの山で送り火が焚かれ、祖先の霊を送っていたのである。
どの家でも、お盆には迎え火で祖先を迎え、送り火によって霊界に帰すという行事を行っていたのだが、昨今はこんな景色もとんと見られなくなってしまったが・・・
徒歩10分
いまでは京の五山の送り火が有名であるが、昔は、あちこちの山で送り火が焚かれ、祖先の霊を送っていたのである。
どの家でも、お盆には迎え火で祖先を迎え、送り火によって霊界に帰すという行事を行っていたのだが、昨今はこんな景色もとんと見られなくなってしまったが・・・
徒歩10分
龍田神社から鞍馬街道を南に、叡山鉄道の市原の駅近くまで戻ると「厳島神社」がある。
徒歩2分
徒歩2分
■ 大神宮社と神宮寺
鞍馬街道を挟み、厳島神社の向いに、市原の精神的拠り所である「大神宮社」と「神宮寺」がある。
厳島神社の鳥居から見ると、参道の途中に叡山鉄道の線路があり、その下をくぐり、大神宮者へと参道は続いている。
大神宮者の由緒を記すようなものは何もないが、祭神は天照大神を祀るという。この神社もまた、市原の産土神として崇められている。
神宮寺は、大神宮社の北に建ち、阿弥陀如来坐像など諸仏が安置されている。ここからは、市原の駅はすぐ下である。
徒歩1分
厳島神社の鳥居から見ると、参道の途中に叡山鉄道の線路があり、その下をくぐり、大神宮者へと参道は続いている。
大神宮者の由緒を記すようなものは何もないが、祭神は天照大神を祀るという。この神社もまた、市原の産土神として崇められている。
神宮寺は、大神宮社の北に建ち、阿弥陀如来坐像など諸仏が安置されている。ここからは、市原の駅はすぐ下である。
徒歩1分
叡山市原駅のホームには、後藤顕乗の墓と伝えられる石碑がある。
■ 市原(叡電叡山本線)