上七軒|西陣界隈

上七軒 上七軒は、今出川通の真盛町から北野天満宮の東門に続く、歩いても5分の通りに位置する、京都で一番古い花街である。
室町時代に、北野天満宮再建の残木を使って7軒の茶店を建てたのが始まりという。
七軒茶屋と呼ばれていたが、いつしか上七軒と呼ばれるようになった。
豊臣秀吉が北野で茶会を開いたことや西陣の旦那衆との結びつきで花街として永く賑わってきたのである。
その上七軒から北に少し足を伸ばすと「釘抜地蔵」や「千本釈迦堂」がある。


アクセス
京都駅から
▼「A3」乗り場から206系統で『千本上立売』下車(所要30分)
▼「B2」乗り場から50系統または101系統で『上七軒』下車(所要31〜34分)


上七軒を歩く

■ 千本上立売(バス停)

徒歩1分

釘抜地蔵

釘抜地蔵 「家隆山光明遍照院石像寺」、通称「釘抜地蔵」と云う。
本来は、苦を抜くという苦抜地蔵だったが、痛いところに刺さっている釘を抜いたという古事に因んで、釘抜地蔵と呼ばれるようになったと言われている。

徒歩6分

千本釈迦堂

千本釈迦堂 瑞応山大報恩寺といい、承久3年(1221)に義空上人がこの地に小堂を建てたのが始まりといわれ、本尊が釈迦如来であることから、通称を釈迦堂といい、嵯峨の釈迦堂と区別するために、千本釈迦堂と呼ばれている。

徒歩4分

■ 上七軒

上七軒 千本釈迦堂を出て今出川通に戻ると、そこが上七軒の交差点である。その交差点から西に、北野の天神さんへと続く斜めに入る小さな道が、京で最も古い花街の上七軒である。
上七軒は西陣の旦那衆が遊ぶ花街で、室町時代に北野天満宮再建で残った木材を使って七軒の茶店を建てたことから、上七軒の名が起ったと云う。

徒歩3分

■ 光盛大明神

光盛大明神 どこの花街にもあるが、ここ上七軒には光盛大明神が祀られており、舞妓、芸妓さんなどに信仰されているが、その由来などは良く分からないようである。


徒歩1分

■ 上七軒歌舞練場

 上七軒歌舞練場 上七軒も上七軒歌舞練場があり、毎年4月にこの歌舞練場で北野おどりが開かれ、夏の7月1日から8月31日の間は中庭でビアガーデンが開催され、一見さんでも舞妓さんとビールを飲むことが出来る。
中ジョッキ900円と少し高めの設定だが、舞妓さんと一緒にビールを飲むなんてそうそうあることではないので、話の一つとして楽しむのもいい趣向ではないかと思う。
通りを歩いていると、あまり上手くない三味の音が聞こえてきた。
昼間ではあったが、三味の音によって花街の雰囲気を味あうことができた。

徒歩5分

■ 北野天満宮前(バス停)

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